朝のコインランドリー

洗うものは山ほどあるんだけど

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

バーバライズ

言葉は、衝動的に口をついて出る。ここまで一気に書き進めて夜も明けてしまったけど、今に始まったことではない。言葉のコントロールが効くようになったのはつい最近で、何でもかんでもつい口に出してしまった時期は周りの大人に叱責ばかりされていた。よく…

イマジン

ある哲学書に、「思うことと考えることは違うのだ、それを区別しなければならない」と書いてあった。思惟と思考は、異なる。“考えることをやめない”のではなく、“思うことがやめられない”のでは、と思う。何かを見るにつけ、聞くにつけ、化学変化に似た作用…

尊敬する人物がいる。尊敬、や憧れという言葉は遠ざけているようで好きじゃないけれど顔を見ると安心するような、安心よりもっと幸福な感情が起こる相手が身近にいる。あまりにその人物の近くに行きたくなった時期があって、寄せては返す波に、からまる海藻…

waiting for

「ゴドーを待ちながら」という作品がある。フランスのものだ。わたしはこの作品についてほとんど何も知らない。インターネットの海で何度かすれ違い、シラバスの片隅に見かけたことがあるくらい。何かを待つということは、消極的だろうか。待つことは祈るこ…

ホークラックス

言おうと思う。分霊箱の在り処を。以前、別のところに書いたことだけれど、アカウントは分霊箱のようなものだと思っていて、ある人は魂を一つの場所にかくしておくことは危険だと考えて七つに分断した。分霊箱は破壊されても本体は気付くことがない。果たし…

道なかば

「行きたい場所は行けるうちに、会いたい人には会えるうちに」のモットーに「書きたいことは書けるうちに」を追加しようと思う。立て板に水のように言葉を流しているけれど、やはり一度考えた事は言葉になる前から逃げていく。どうしたって言葉しかないのだ…

escape 続き

エスケープの感覚がない遠出もある。例えば卒業旅行。友達とふたりで広島、島根、山口を巡るツアーに参加した一年前の春。ちょうど広島にいた時と時期がかぶる。人がいた。会話する、同じ空間を共有する他人。もう一つの卒業旅行は三重県にある伊勢神宮周辺…

escape

空が青い。空が青い。生きなければならない。しばらく日本という国を留守にしていろいろなことを考えた気がする。自分が何によって成り立っているのか、とか自分は誰なのか、とか。親から離れて、故郷から離れて、インターネットだけ持って逃げた先。そう、…