朝のコインランドリー

洗うものは山ほどあるんだけど

waiting for


ゴドーを待ちながら」という作品がある。フランスのものだ。
わたしはこの作品についてほとんど何も知らない。インターネットの海で何度かすれ違い、シラバスの片隅に見かけたことがあるくらい。

何かを待つということは、消極的だろうか。

待つことは祈ることに似ている。では、祈るとは消極だろうか。わたしは宗教的信心を欠いているので、自分が祈るときは苦しい時だ。
苦しい時、そばにふっと何かの気配を感じることがある。その袖に縋る想いで祈るのだ。

“愛は祈りだ 僕は祈る”

この言葉より他に愛を上手く捉えている表現を見たことがない、未だ。