転職した。
20代らしく、他業種のベンチャー企業に。
基本給が上がることと、後々のキャリアのためというのが主たる目的である。
前の職場が恋しくなることもあるだろうから、1日目のことを書き留めておく。
休暇の最終日目前に扁桃炎をこじらせたので、あやうく初出社が延期になるところだったもののなんとか熱は下がった。
喉からおじさんが出てくるのではないかと心配になるほど咳き込んでいたが、特段不調でもなくほっとした。
寝不足でもそうでなくとも、午後はうっかりすると眠りそうになる。緊張感だけで人は目を覚ますことができるのだろうか。私だけが気絶しそうなほど眠いのだろうか。
ところで、sleepyという単語は稚拙らしい。赤子や幼児しか使わないと聞いて、日本人がなんとはなしに用いそうな言葉であってもそういうことはあるのだと思った。
隣の席の同僚が台湾出身ということで、何か日本語に不自由していそうだったら力になってくれと言われた。喜んで承る。
主に語学力を買われ就職した身としては肩身が狭いが、私自身の英語スキルは現地人の義務教育レベル程度と思う。
ビジネスで使う機会がぐっと増えるわけだが、ずっとうっすらと不安を覚えている。
始まらないことに越したことはないが、周りもそこまでエキスパートではないようなので、初めは実務には追いつかずとも慣れていくものだろうか。
半年やってみて合わないようだったらその時に考えよう。街は好きだから気候がいい内に歩いてみよう。
ひとまず今夜は早めに寝ることとする。