朝のコインランドリー

洗うものは山ほどあるんだけど

大丈夫日記

 

 

大丈夫だった日のことをなるべく記録しておく。備忘なのでとくに面白いことは書かない。

 

昨日は部屋を片していたら出てきたマイスリーを半錠飲んで寝た。ギリギリに起きて準備する。最近はストッキングを履くのがもう無理で素足で出社している。

 

午前中はやはり抑うつ気分が強い。自席で自責(洒落にならない)。どうしても昼食をひとりで摂りたくなくて見境なく人を誘った。

マクドナルドで先輩に話を聞いてもらう。雨は嫌だなぁ。うまく弱音を吐けるタイプではないことを自覚できてよかったね。

 

午後だんだん元気になる。何せ金曜日ですものね。悪気はない。

残業しながら何となく上の階にいる営業の同期のことを思い出して夕飯に誘う。半年前まで多忙をきわめていたはずだが比較的すぐレスポンスがきた。OK. こういう時に頼れる顔がひとつも浮かばない日もあれば、巡り合わせのある夜もある。

タイ料理をやまほど食べたら元気になった気がする。1週間禁酒できたのは初めてなので、全人類褒めてほしいと思っている。

 

空元気は続かないが、ほどよく強気でいることは大事であると思う。でも過去の強がりをかなり悔いているのでほどよくというのが重要。難しいな。

 

死にたい夜はなくならないし、いつかはどうにもならない日が来ると思う。でもひとまずは夜を越えていく。

 

不真面目は治らない

 

真面目だね(それがいいところだね)と言われ育ったのに、何もかもが変わってしまった。

 

もともと真面目ではなかったのかもしれない。

ちょっと元気で、模範的で、正しいレールに沿っていただけ。

 

こんな私は誰も求めていない。

求められる私を求めることにも疲れてしまったし、やれる事はもうない気がする。

 

疲れたなぁ、先延ばしにすることもその場しのぎで笑うことも。何も考えられない。言葉たちも枯れ、過去の青さを回顧している。

 

anger

 

診断の結果、双極性障害またの名を躁鬱だった。

 

幸いにも軽度で経過観察の余地があるという。

本当に幸いであればおそらく私は心身共に健康であったろうし、生活に多少の不満はあれどODや大量飲酒、希死念慮とは縁のない人間であったろう。

 

全てのピントが狂うのが精神不調である。バランスを取れている気でいたのがそもそも間違っていた。なまじっか不自由ない生活を送り、人に恵まれ、雇用が安定していただけで、手持ちのカードにジョーカーが混ざってからずっと“負け”側だ。

 

この言葉たちは考えて生まれたものではない。記そうと思って残された記録ではない。

明日もまだ同じカードでゲームを続けなければいけないという絶望に押し潰されてかろうじて溢れた嗚咽だ。

 

続投

 

 

復職が決まった。もうまもなく、今の生活が満了する。

 

閉塞感漂う今の世の中を今まで通り生き抜けるかどうか不明ではあるが、身銭を得るために働く。

 

同僚曰く、私が休む前と比べて人の出入りが増えたらしいので元の場所に戻るにしても環境は変わると考えていいらしい。

 

環境が変わると言えば、付き合っていた人と別れた。香港にいる友人も忙しくしているし、しばらくは自分自身打ち込めるものを探すこととする。

 

一時期痩せたものの、食事が楽しい時期になるとすぐに体型は元通りになった。体力づくりのためにも身体を動かすべきなのだけどなかなか腰が重い。

 

服を選び着るのが楽しい。メイクも面白くなってきた。人の目を気にせず好きなものを身につけるのは精神上よろしい。

秋口にしか着られないような服を何着も買ったのでちょっと外を出歩くのにも鏡の前で悩む。手持ちのアクセサリーの数も増えた。

 

変わろうとしなくても人は変わっていくので、あまり悩まなくていいのだと思い出した。

 

寝て、起きて、食べてまた寝る

 

 

命はコストだという意見をSNSで見かけた。正確には、人命をコストと考える現代社会の在り方を批判する文意だったように思う。今、私は自分の命をコストとして捉え、刈るべきか刈らぬべきかの決断を先延ばしにしている。

いくつかのSNSアカウントを消去した事について、‪ひとつひとつ拠り所となる可能性をつぶしていくのはある種自傷行為だなと反芻する。いつの間にか恋人以外のLINEメッセージには返信しなくなった。家族、同僚、友人あらゆる繋がりを疎かにして、私は自らが完全な孤独を望みつつあることに気付く。

 

不要不急の暇つぶし

昨日は少し調子がよかった。

 

2020年5月8日

 

前日にマイスリーをチート使用して無理やり昼夜逆転状態を元に戻した。

朝6時に目が覚める。ベッドを出てお風呂に入ったのが10時。カップ麺を食べ終わったのが11時すぎ。

 

定時の薬を飲んで12時に家を出る。快晴だ。

夏日の日差しに汗ばみつつ、まずは役所に手続きがあって向かう。昔、英会話教室の後によく遊んだ公園のすぐ近所なのだが、家からはずいぶん距離があるように思えた。

1時間して申請が完了し、本交付までの仮書類を渡される。

 

診察まで講義ニ本分ほどの時間が余り、持て余してコンビニでスイカバーを買って駅のホームで食べる。

 

このまま家に帰ったところで家族と顔を合わせ、微妙な気分になるだけだ。

思い立って電車を乗り継ぎ、好きだった飲食店のテイクアウトを買いに行く。

 

道のりは思ったよりも長かったが、コンビニでお金を下ろし店主に電話で受け取りたいものを伝え、無事たどり着くことができた。

 

会社を休んでから、つまり件の疫病がいよいよ人類の敵として認められて以来、おそらく初めての遠出だ。

ここに来るまで長かった。ワンピースは61巻分読んだ。

 

離れて暮らす家族からの連絡に応答しないでいるため、母には悪いことをしていると感じる。会話らしい会話はほとんどしていない。

 

でもまだ時間が必要と思う。

もしかしたらもう戻らないかもとも思う。

 

診察を終え、家に帰りしばらくすると寝ていた。

微睡と覚醒を繰り返し9時間が経つ。

 

不要不急か否か

 

2020年4月25日 買い物をした。

 

相変わらず花と、しばらく買おうと思っていた安い美容マスクと、潰れてほしくない珈琲店のアイスココアをテイクアウトした。

 

病院の診察にどのくらいかかるのか分からないのと、働いていないので今後の経済事情が不透明であるため、1日千円以上費やすことはない。

少額ではあるが、まだ実家に月賦を納めている。

 

 

 

2020年5月5日 空のペットボトルをよけた。

 

‪害虫駆除剤のように部屋の隅に落ちていた目薬を注し目をつむる。薬が効くのを待つ‬。

 

 

 

2020年5月28日 五袋入りの冷凍うどんを買った。