診断の結果、双極性障害またの名を躁鬱だった。
幸いにも軽度で経過観察の余地があるという。
本当に幸いであればおそらく私は心身共に健康であったろうし、生活に多少の不満はあれどODや大量飲酒、希死念慮とは縁のない人間であったろう。
全てのピントが狂うのが精神不調である。バランスを取れている気でいたのがそもそも間違っていた。なまじっか不自由ない生活を送り、人に恵まれ、雇用が安定していただけで、手持ちのカードにジョーカーが混ざってからずっと“負け”側だ。
この言葉たちは考えて生まれたものではない。記そうと思って残された記録ではない。
明日もまだ同じカードでゲームを続けなければいけないという絶望に押し潰されてかろうじて溢れた嗚咽だ。