朝のコインランドリー

洗うものは山ほどあるんだけど

起筆

 

 

わたしが大丈夫なことは、やっぱり、書くことでしか証明されないように思う。

 

 

就職してもうすぐ一年が経つ。

長さでいうと留学期間程度なのに鈍重な日々、わたしは自分を解放できていないことを感じる。

 

解放とは、別に自由時間を多くとることではない。だから、わたしがどうにかこうにかうまく仕事量や人間関係を(むしろ消極的なやり方をもって)やりくりすることで同僚よりも多く自分の時間を持とうとする、それだけではコンパスが解放を指し示さない。

 

何か別のやり方があるはずだ。

 

そもそもの話、時間というのは海であって身体がたゆたう一隻の小舟としたら、コンパスはまだ存在しないことになる。

 

そこで冒頭に戻るが、書くことでしか進路は拓けないのだ。

自らの言葉を紡ぐことが推進力となり、活路を見出すほとんど唯一の方法なのだ。

ほとんど、というのは、何せ書くべきことが前提として必要なのと、個人的には食べることも動力源だから。

 

もっと書かねばと思う。

今のわたしには書くこと自体が目的かつ手段だ。