人はみんな自分が一番寂しくなれると思っているから、他人が寂しいと言った時に(っていう振りでしょ)と思ってしまうものなんだ。誰もが個別の悲しみや淋しさや孤独を抱えていて、だから私たちはどこまでもひとりきりだ。そしてそれはとても自然だ。
母にバースデー・プレゼントをあげた。時間のない妹に代わって二人分のお祝いを手渡す。明るい鮮やかなピンクのルージュとリップトリートメント。出資だけしてもらって親のプレゼントはわたしが選び、買いに行く。いつものことだ。
人に渡すものを選ぶのが好きだ。または、何かを見て「これは是非とも誰々さんにあげたい」と思って購入し、それを渡すまでの期間が好きだ。手に入れたらすぐに会いたいと思う。
喜んでもらえなくとも、びっくりしてもらえたら嬉しい。でもわたしはあまりサプライズ的にものを貰うのが得意ではない。わたしに何かあげたいけど何にすればいいかわからないという人は 酒類か、そのあてになるものをくれたら上手く喜べるのでよろしくお願いします。