喉が痛い。口の中がザラザラになるのが嫌で普段飴は舐めないけれど、今は家で飴を見かけたらポケットに入れている。
紅茶飴、ハッカ飴、フルーツ飴、コーラ飴、のど飴。あちらこちらから出てくる、出てくる。キッチンのカウンターに放置されたものや戸棚の中に置いてあったもの、人にもらってそのまま鞄に入れておいたものー
無作為に口に運び、喉の違和感をごまかしている。
今の時期に体調を崩すということ。
幸いにも最終課題は無事出し終えたので(提出日翌朝に喉を壊した)、大学の方は問題ない。授業もすべて終了し、後は卒業を待つのみだ。
困るのは、受験生と触れ合う距離にいる生活の方だ。症状を見る限りインフルエンザではないと思うが、医者に行かないのは無責任だろうか。
朝は基本人と喋らないので気づかなかったけど、起床直後の声が嫌に掠れていた。
マスクにウィルス感染を防ぐ効果はあまり期待しない方がいいという昨今の風潮を鑑みると外出は控えた方がいいのだろうが、この手の公共心が重んじられるほどゆとりある社会に生きてはいない。
つまり受験国語を担当できる講師が不足している学習塾を欠勤することは憚られるし、航空チケットを予約してしまった遠出の用事はキャンセルが難しい。
乾燥した空気と寒暖差のある日々が続きますが、みなさまも風邪などにはお気を付けて。