朝のコインランドリー

洗うものは山ほどあるんだけど

カモメのまばたき

 

今日のバイトは昼と夜のシフトだったので14時すぎにまかないを食べたあと2時間の休憩を挟む。家族とずっといても気詰まりなのでそういう時はだいたい屋上に面した広い部屋でじっと横たわっているが、今日は天気が良かったので外へ出てみた。最初は駅前の喫茶店まで足を運ぼうと思っていたのだけど、思ったより暖かかったので気が変わって川沿いのベンチに座ってこれを書いている。近くの自動販売機でカフェオレを買った。

 

この生活も(土日祝日は地元で家族の経営する飲食店を手伝うこと)もうあと2ヶ月くらいで終わることを考えると不思議とノスタルジックになる。大学生活5年間なんてその店の歴史の1/10以下でしかないのに、変な話だと思う。

私が生まれる前から在り続けてきたモノの歴史に少し携わったというだけで帰属意識を持った気になってしまうのは、単純で凡庸な人間であるが所以の野暮ったさだろう。そしてこのダサさが私という個人の核と呼ばれるべきものなんだろう。

まだまだ日が早い。冷えてきたのでそろそろ戻ろうかな。